子宮筋腫

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子宮筋腫

1.子宮筋腫とは

子宮筋腫とは、子宮壁を構成している筋肉(平滑筋)にできる良性の腫瘍です。
子宮筋腫は女性ホルモンの影響を受けて成長し、小さいものは米粒サイズから大きくなると 人の頭ほどになる場合もあります。成人女性の4人に1人は持っていると言われているほどありふれた 腫瘍ですが、悪性の腫瘍になることはほとんどありません。症状や治療法、治療の時期も人それぞれですが、妊娠を望む女性には子宮筋腫が 不妊や流産の原因となる場合もありますので早めに婦人科へご相談ください。

2.症状と原因

筋層内筋腫

最も多いタイプで筋腫の約70%がこれに当たります。子宮の筋層内にできる筋腫で、 いろんな箇所に複数できます。小さいうちはほとんど症状がなく、大きくなると過多月経や不正出血、 強い生理痛などに加えて不妊の原因となる場合があります。

粘膜下筋腫

最も少ないタイプです。子宮粘膜のすぐ下にできる筋腫で、子宮の内側へ向かって成長します。 小さくても症状が出やすく、過多月経や強い生理痛などに加えて不妊の原因となる場合があります。

有茎粘膜下筋腫

粘膜下筋腫に茎のようなものを持ったタイプで、子宮口に向かって下がってきて子宮から押し出されると 分娩のような形になります。これを「筋腫分娩」といい、陣痛のような痛みが起こります。 過多月経などを伴います。

漿膜下筋腫

子宮壁の最も外側にできる筋腫で、子宮の外側へ向かって成長するためコブのようなものができます。 かなり大きくなるまで症状が出にくく、気付いた時にはかなりの大きさになっていたということも少なくありません。 大きくなると周囲の臓器を圧迫して便秘や頻尿の原因となります。

有茎漿膜下筋腫

漿膜下筋腫に茎のようなものを持ったタイプで、茎の部分がねじれて激痛を伴うことがあります。

頸部筋腫

子宮頸部にできる筋腫で、大きくなると過多月経や尿路を圧迫したりします。

3.原因

子宮筋腫は多くの女性がかかる病気ですが、実は筋腫ができるはっきりとした原因はわかっていません。 子宮筋腫はそれ自体は良性ですので、経過を見ていれば大きな心配は必要ありません。 定期的に検診を受けて自分の状態を把握しておくようにしましょう。

4.検査

  • 内診・・・筋腫の様子や痛みなどを確認します。
  • エコー検査、MRI検査・・・画像による診断で筋腫の正確な位置、個数、大きさを確認します。
  • 貧血検査・・・子宮筋腫があると過多月経により貧血がよく起こります。
  • 腫瘍マーカー検査・・・子宮筋腫に合併して起こりやすい子宮内膜症がないか調べられます。
  • 頭部MRI検査・・・脳下垂体に異常がないか調べます。

5.治療

子宮筋腫は見つかったからと言って必ずしも治療を行う必要はありません。症状がなく、 サイズが握り拳以下であれば定期検診で様子を見るだけの場合がほとんどです。 ですが、症状があり日常生活に影響がある、サイズが大きい、成長が著しいものは治療を行う場合があります。

1.薬物療法

偽閉経療法

卵巣の女性ホルモンの生産を抑えることで筋腫を小さくします。注射、もしくは点鼻薬、もしくは経口薬があります。 閉経が近い場合、手術をしたくない場合に行います。薬をやめるとまた筋腫は大きくなります。

対処療法

子宮筋腫による過多月経や貧血に対して薬が処方される場合もあります。

  • 鉄剤・・・過多月経、過長月経による貧血の症状に処方されます。
  • 低容量エストロゲン/プロゲスチン配合剤・・・月経困難症がある場合に処方されますが、筋腫自体が小さくなるわけではありません。
  • 非ステロイド剤抗炎症剤・・・月経痛などの月経困難症の疼痛コントロールのために処方されます。
  • 子宮内黄体ホルモン放出システム・・・子宮内に黄体ホルモンを持続的に放出する装置を挿入します。これにより子宮内膜の発育を抑制し、過多月経や月経困難症を改善します。装置は定期的な交換が必要です。

2.手術療法

手術はできた筋腫を摘出する手術、筋腫を縮小させるための手術、子宮を全摘する手術があります。 症状や妊娠の希望ありなしによって手術内容が変わってくるため、医師と十分に相談して納得した上で行いましょう。  当院では手術療法は取り扱っておりませんので提携している病院に紹介させていただきます。

6.その異常、子宮筋腫かも?

「最近生理痛が辛い…」「生理の時にナプキンが2時間ももたない…」「すぐトイレに行きたくなる…」「3cmくらいの大きな血のかたまりが出る…」
そんな症状がある人はもしかしたら子宮筋腫があるかもしれません。説明した通り、子宮筋腫は良性の腫瘍ですのでそれ自体に 危険はさほどなく、症状がなければほとんどの場合はそのまま様子をみます。ですが、治療が必要となった場合は自分のライフスタイルや 将来の妊娠希望などを視野に入れて最適な治療法を選ぶ必要があります。「子宮筋腫かも?」と思ったら、一度婦人科で診察を受けることをおすすめします。その際は医師からしっかりと説明を受け、納得した上で治療に臨めるようにしましょう。

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